MEDICAL TREATMENT 診療施術

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

炭酸ガス（CO2）レーザーは、ほくろや、いぼを切らずに除去する治療方法で、ほくろの除去方法として最も主流です。

CO2レーザーは、波長が10600nmのレーザーで、ほくろやいぼなどの盛り上がりのあるできものに照射すると、組織の水分がレーザーエネルギーを吸収して蒸散され削っていくことができます。また、周りの血管が熱凝固作用で固まるため、出血はほとんどありません。また、皮膚の表面側のみを蒸散させるため、深部には届かず、早い段階で治癒します。

通常は1回の治療で終了しますが、ほくろの状態によっては2回以上の治療が必要となる場合があります。

照射部位は照射後2～3週間後より赤みを増して盛り上がる場合がありますが、通常は数ヶ月で落ちついてきます。場合によっては注射で早めに平らにすることもできます。また、ほくろの細胞が深いところまである場合には再発してくることがあり、繰り返しの照射が必要な場合もあります。

CO2レーザーは施術時間が短く、出血がほとんどなく、傷痕が残りにくいといった特徴があります。

《ほくろ、いぼ除去治療の流れ》

1）クレンジング・洗顔

メイクをしている場合はクレンジングでしっかりとメイクを落とします。素顔の場合も、洗顔して皮脂や汚れなどを落とした清潔な状態にします。

2）ドクター診察、カウンセリング

担当する医師がお肌の状態を診て、施術範囲や回数、併用療法などの治療プランを提案いたします。治療内容・アフターケアの方法・治療費・治療スケジュールなどの詳細を決めていきます。

3）施術部位の決定

4）局所麻酔

ほくろや、いぼの施術部位に麻酔をします。
個数や大きさによっては麻酔クリームで対応可能です。

5）照射

ほくろやいぼの個数によりますが、数分で照射は完了します。（所要時間約15分）

6）施術後

患部が乾燥しないように軟膏を1日2～3回塗っていただきます。テープを貼りたい場合も軟膏の上から貼り、清潔を保つために必ず1日1回は患部を含めて洗顔してください。

再発があれば、再照射となります。また、洗顔、シャワー、メイクは治療直後から可能です。

 

ピアッシング（ピアスの穴開け）

ピアスの穴開けはピアスガンなどが一般的ですが、当院ではCO2レーザーで行います。
熱が生じ瞬間的に蒸散することで皮膚が削られるというCO2レーザーの特長により、出血なく穴をあけることができ、医師による衛生管理のもとで安心して施術を受けることができます。

治療方法

ご自身のご希望の位置にマーキング後、医師によりCO2レーザーで穴をあけ、シリコン製のピアスを挿入します。

治療期間

以前空けてふさがった部位への施術を含め、患部に炎症がなければ通常1回で終わります。

注意事項

・稀に出血したり、後日に感染症を引き起こす場合があります。また、気分が悪くなる等の症状が出る場合があります。
・稀に耳たぶの形・厚さや左右対照性などにより、希望通りの位置や角度に刺さらないことがあります。

 

CO2フラクショナル

CO2レーザーにより皮膚にマイクロドット状に多数の穴を開けることで、肌の入れ替えをしていく治療です。CO2レーザーは、水分を含有するものに吸収されると熱を発する性質をもちます。この性質を利用し、水分を保持する皮膚組織にレーザー光を吸収させ、その熱で皮膚を蒸散し削るような効果が得られます。

肌に対し、面ではなく一定の間隔・深さで点状に穴をあけていくことにより、正常な組織を残しながら治療ができるため、飛躍的にダウンタイムが短縮、軽減されています。

CO2フラクショナルレーザーの照射による作用は、肌の真皮深層にまで及びます。

そして、真皮のコラーゲンや弾性繊維の再生や再構築が起きます。

そのため、肌の真皮層のコラーゲンや弾性繊維を増加させ厚みを増す効果があり、その効果として肌の質感が改善し、周囲との凸凹が平坦化してニキビ痕やクレーターが目立ちにくくなります。